書籍「アリランのうたーオキナワからの証言」

著作・編集　朴壽南
復刻版　2012年(初版1991年)
発行：アリランのうた製作委員会
【内容】本書は、監督朴壽南が1988年4月から4年という年月をかけ、自らの足で沖縄戦の生き証人たちから語り聞いた実像を描いた証言集である。強制連行され、戦場のただ中にほうりだされた朝鮮人「軍夫」、「慰安婦」の恨（ハン）が、インタビュアー朴壽南の本質を見失うことのない鋭い問いかけに、引き出されて、記憶がことばとなって甦ってくる。映画「アリランのうたーオキナワからの証言」で発表しきれなかった膨大なインタビューの肉声を忠実に起こしている。本書では、宮城喜久子（元ひめゆり平和祈念資料館副館長）、石川逸子（詩人）、徐玉蓮（在日２世、本編では吹き替えに参加）、谷川徹、朴壽南による『「アリラン」は朝鮮人の「恨」』と題した、完成に寄せての座談会も収録されている。

Song of Arirang—Voices from Okinawa, Book
Written and edited by Park Soonam 
Reprint, 2012 (first printed 1991)
Published by Song of Arirang Production Committee
【Synopsis】A faithful transcript of the vast quantity of interviews that could not be included in the film, Song of Arirang—Voices from Okinawa. The book offers vivid portraits of the former Japanese soldiers, Okinawa residents who, as children, witnessed Korean “comfort women” and “military laborers.”